2022/03/27(日) 10:30 0 2
初日特選の岡山勢は田上晃也と田中勇二の師弟コンビが連係。田中にとって唯一の弟子と、実戦で初めて一緒のレースを走った。
弟子の田上は中団に収まったが、すかさず仕掛けて主導権を奪い返し田中に絶好の展開に。ただ、絶好調の栗山俊介が6番手から豪快に捲り上げる。早めに踏み込んで応戦した田中だったが、栗山の勢いに屈して結果は3着に。奮闘した田上は7着だった。
「田上は頑張ってくれたんですけどね。栗山君が来ているのも見えていたけど…。せめて2着までに入らないといけない展開だった。(田上に)申し訳ない。でも初めての連係で気持ちが伝わってくるレースをしてくれた。うれしかったですね」。
初めてにして唯一の愛弟子の積極策に、後ろで付いていて感慨深かったに違いない。田中は田上についてこう語る。
「ポテンシャルはかなり高いと思う。もっともっと成績を残せる選手。いろいろな意味で、もう少し気持ちが上を向いてくれたら。もったいないなぁって感じてます」。
前期S級の田中は、来期もS級復帰が決まっている。田上は来期もA級。“いつかS級で連係”するためにも、田上にはもっともっと奮起して欲しいはずだ。準決勝は別々のレース。決勝で再びタッグを組むためにも、お互いが難関突破を目指す。(netkeirin特派員)