前回の地元戦、四日市では捲りを決めて見事優勝。2021年の前期にはA級に降格したが、S級復帰後は1着を積み重ね競走得点も着実にアップ。勢いそのままに初日は松岡篤哉を目標に白星発進を決めた。

「松岡さんのおかげです。スピードが違ったし、出切った時には2人で決まると思った。状態は前回と変わらないし、今回も十分戦えるデキ」と好調さをアピール。

「昔はあまり考えずに走っていた。たまたま調子が良くて競走得点が上がった時もあったけど、それだと長続きしない。去年はA級を経験したし、今はしっかりと競輪に向き合っている。それもあって前回は嬉しかった。S級で自力を出して優勝したのも初めてだったので」と話してくれた。そして「まだまだ上を目指して頑張りますよ」と付け加えた。

　準決は積極型の藤井栄二をマーク。後手を踏む仕掛けはないだろうし、連勝ゴールで優出を決める。(アオケイ・富記者)