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【前橋競輪】大塚健一郎「男は黙って背中で魅せるだけ」

2022/03/23(水) 20:45 0 3

前橋競輪「さわやか杯・ヤマダグリーンドームカップ(FI)」は24日、2日目を迎える。12レースのS級準決勝を走る大塚健一郎に話しを聞いた。

初日・予選の11レースで大分の後輩・阿部将大(右)とワンツーを決めた大塚健一郎

 GIの優勝には届かなかった大塚健一郎
 一番、惜しかった展開は2014年の宇都宮高松宮記念杯の準優勝。脇本雄太を使い稲川翔が優勝したが、その時、大塚が指名したのは菊地圭尚だった。レースは菊地がイナショーの内で粘り稲川は審議対象。もし失格なら大塚がタイトルホルダーになっていた。

「当時は、スッキリ差し切って優勝と思っていた。繰り上がりで優勝しても、数字だけの世界。そうでない物を追い求めていたし、悔しい気持ちはあったけど納得もしていた」。

 現在、399勝で400勝にリーチ。過去には芝生まで競り合った南修二とのバトル、別府記念で小野俊之とのゴール前の激しい攻防の上での落車と、記憶に残るレースを提供してくれる阿修羅のマーカーだ。

「過去を振り返っても仕方ないし、これからが本当の競輪人生。男は黙って背中で魅せるだけですよ(笑)。菅原晃君から大分の先行選手が出てこなかった。阿部将大君が育ってきたし、同県の後輩の成長は何より嬉しい」。(町田洋一)

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