2022/03/06(日) 11:30 0 1
初日のレースを終えた鈴木玄人が検車場近くの通路でキャンパスノートを開き、何やら熱心にペンを走らせていた。
「これは日記帳みたいなもので、レース中に気付いたことや、先輩から指摘されたことを書き留めているんです。いつからやっているかと言ったら、デビュー前の養成所時代から。今のノートで6冊目とか7冊目になるのかな。壁にぶち当たったり、迷ったときにいつも読み返すようにしています」。
一瞬だけ!とお願いして、ノートの中をチラッと見せてもらうと、そこには普段の練習メニューやレースの反省・振り返りがびっしり書き込まれていた。
「書き込む量はその時その時で全然違って、負けてヘコんでいたら『くやしい!』とか『ちくしょー!』だけの時もあります(笑)。字も汚いし、人様に見せられるようなものではないんですけど、僕にとっては大切な宝物。いつか強くなって、鈴木玄人はこういうことしてたんだって言えるようになりたいですね」と目を輝かせながら話していた。(アオケイ・長谷川記者)