小倉競輪場で8日に開幕したF1シリーズ「創刊55周年記念九州スポーツ杯」。準決勝戦を突っ張り先行で見事に逃げ切り、初日特選失敗の雪辱を果たした大西貴晃に9日、話を聞いた。
「鐘なら菱沼君(菱沼元樹)を出させても良かったけど、その時点で来なかったので、これならラインで決めるなら先行の方がいいかなと思って突っ張りました」と後ろの事を考えられるほどレースに余裕がある感じ。実際、レース直後は呼吸の乱れは一切なく穏やかな状態でインタビューに応じていた。A級降級後は4Vと流れにも順応している様子で状態的には問題なしだ。
「前回は小倉で優勝。その時は相手が焦っていて、自分に展開が味方した感じだったけど、今回は佐々木龍君が相手ならそう上手くはいかないはず。S級で強いところを見ているし頑張らないと」と決戦を前に相手に対しての警戒も緩めない。(アオケイ・真島記者)