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【水都大垣杯 予想】郡司と平原が中心、アグレッシブな古性に注目

2021/03/09(火) 18:00 0 1

いよいよ3月11日(木)より開設68周年記念「水都大垣杯」(GIII・最終日3月14日)が大垣競輪場で開催される。同レースの注目選手やレース展望について、闘う競輪記者・町田洋一氏に話を伺った。

タイトル量産体制に入ったGI覇者・郡司浩平

郡司浩平と平原康多がシリーズリーダーだ

 今年のGIIIや、GIの全日本選抜(読売新聞社杯全日本選抜競輪)が終わり、昨年の勢力図と大きく変わっていない。郡司浩平がGI覇者になり、松浦悠士が圧倒的な強さで他をねじ伏せ、平原康多も存在感を見せている。その郡司と平原が出走する水都大垣杯は、当然この2人がシリーズリーダーになる。

 深谷知広静岡移籍に伴い、これから先郡司がタイトルを量産する確率が高くなった。今月末には松阪ウィナーズカップ、5月には京王閣でダービー(日本選手権競輪)がある。それを見据え、今シリーズは自力で戦い、さらに脚を磨きたいところだろう。

 平原は全日本選抜の決勝でゴール後に落車するアクシデント。立川記念(鳳凰賞典レース)、大宮記念(東日本発祥倉茂記念杯)を連覇し、勢いが出てきただけに残念。落車して良いことはないが、それでも軽傷だったのは救いだ。吉田拓矢と一緒なら番手だが、その他のケースは自分でやる。

浅井康太が仕上げてくる

 中部地区の大会でもあり浅井康太が仕上げてきているはず。弟弟子の柴崎淳皿屋豊竹内雄作と連係して一矢報いたい。皿屋はオールドルーキーだが、まだまだ成長している。竹内も地元戦だし、普段通り主導権は誰にも渡さないだろう。

中部地区の大会、浅井康太が仕上げてくる

アグレッシブな走りに注目したい古性優作

 近畿地区は精神的な支柱の村上義弘がいるのが大きいが、なんといっても注目は古性優作。実質、S級S班の能力がある選手といってよく、そのアグレッシブな走りは見る者すべてを魅了する。いつも車券を買いたくなってしまう頼れる選手だ。

そのアグレッシブな走りに注目の古性優作

守澤太志ら北日本は厳しい戦いが続く

 北日本地区は守澤太志がSSのメンバーとして最低限の走りをしてくれている。機動型が不在で今節も厳しいが、それでも決勝に進出してくるだろう。

 勢いがある中・四国地区のメンバーだが玉野記念(瀬戸の王子杯争奪戦)直後で、今回は大幅に戦力ダウン。ただ、宮本隼輔は昨年の覇者であり、急に眠りから覚めるかもしれない。番手は渋いマーカーの同県の桑原大志だ。

 九州地区は北津留翼が点数を持っているが、走りの内容から信頼度が低い。今は人気になりすぎており、穴で買うメリットがない。

厳しい戦いが続く守澤太志

名勝負必至の117期ルーキーチャンピオンレース

 今回の注目は何と言っても、最終日に117回生のルーキーチャンピオンレースが行われる事だ。未来のスターばかりだし、この中からタイトルホルダーが何人出現するか分からない。人気はナショナルチームの寺崎浩平だが、地元山口拳矢も黙ってはいない。町田太我の負傷欠場は残念だが、名勝負として語り継がれることに間違いないだろう。

山口拳矢らタレント揃いの117回生、どんな名勝負が生まれるのか楽しみがつきないルーキーチャンピオンレース



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