閉じる

【瀬戸の王子杯争奪戦】取鳥雄吾「松浦さんのスピードが異次元」/レース後コメント

2021/03/07(日) 20:00 1 7

瀬戸の王子杯争奪戦in広島(GIII)」決勝が7日広島競輪場で行われ、松浦悠士の優勝で幕を閉じた。そこでレース後の出走選手たちを直撃し、レースの舞台裏を振り返ってもらった。

 玉野記念(瀬戸の王子杯争奪戦in広島)の覇者は広島をホームバンクにする松浦悠士。松浦は開口一番「このレースを生で広島のファンに見せたかった。俺、カッコ良いはずだから(笑顔)」。

 続いてレースを振り返ってもらうと、「まず太田君の掛かりが凄かった。その苦しい中、裕友が無理矢理行ってくれチャンスメークしてくれた。俺が前ならあそこまで行けていない。和田さんが雄吾の内に行ってくれたから俺のコースが空いた。“玉野記念in広島”で複雑な気持ちもあるが、今は達成感しかありません」

 この後、松阪ウィナーズカップまで2週間空くが「5月の京王閣ダービー(日本選手権競輪)を見据えて、かなり追い込んだ練習をやるつもり。だからウィナーズカップは疲労感で一杯かもしれないが、そこは責任感があるので」。

「このレースを生で広島のファンに見せたかった。複雑だけど達成感があった」と語った松浦悠士

 3年前と同じで4角を番手で回ってきた取鳥雄吾だが、またもや夢破れた。「くそっ!(苦笑)。松浦さんのスピードが異次元だった。2角で行こうと思ったけど、あそこでは最後まで持たない。ワンテンポ遅らせたら、もうヨコに黒沢さんがいた。自分にこの位置を回らせてくれた先輩や太田君には感謝している」

「松浦さんのスピードが異次元だった」と悔しがった取鳥雄吾

 3着の和田健太郎は「内に入ったけど、この寒さでインが重かった。それと綺麗にコースが空かなかった。あの2段駆けの上を黒沢君はよく行ってくれた」。

「よく行ってくれた」と黒沢征治を称えた和田健太郎

 清水裕友は「無欲な人間がいると、力でねじ伏せるのは難しい。全日本選抜(読売新聞社杯全日本選抜競輪)の決勝もそうだったけど、負け方が一緒。その対策方法を考えないといけないかな。悔しい気持ちが強いけど、中・四国5人でガチンコの力勝負をやれたことは楽しかった」最近、何より感じるのは清水の人間味が深まっている事。今回の件でさらにその印象が強まった。

「負け方が一緒」と悔しさをにじませていた清水裕友

 岩津裕介は「前と呼吸が合わず、踏み出しがきつかった」。

 山田英明は「4着だけど、レースに参加出来なかった」。

 太田竜馬は「初手であの並びだと、黒沢さんともがき合いになる。一番嫌な形になったけど、自分の走りは出来たと思う」。

「自分の走りは出来た」太田竜馬

 今の中・四国地区は近畿より統制が取れ、戦力も大幅にアップしている。玉野記念(瀬戸の王子杯争奪戦in広島)・決勝の内容も素晴らしく、それが売り上げ目標を大幅にクリアする51億円の売り上げに繋がったのだろう。(町田洋一)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票