2021/03/07(日) 19:30 0 0
今期久々にA級へ降級した西村光太だが、5場所を走って優勝3回、準V1回と抜群の成績を残しており、やはり格が違う。下岡優季との並びは「自分やるか迷った」という。それは自分でも動ける力があるからだったが、熟考の末に任せることとなった。「自分にできることを下岡がやるなら付けないけど、下岡の一発には僕にないものがある」というのが大きな理由だ。
A級ではひとつのテーマを掲げて走っている。「自分の自力じゃS級では無理。次にS級に戻るときを考えて(番手の)技術を磨いておきたい。たとえば目標が不発だった時に自分で動いて切り開く方法とか。だから自分で動く時は自力の決まり手を付けたくないんです」。
確かに自力勝負の際は、遅めのまくり追い込みや直線勝負が多く、かなりきわどい部分から踏み込んでいる。その仕掛けからはバック線を付けたくない強い意志を感じ取れる。
初日はもちろん人気を集めそうで、近況一息の下岡が、ライン4車の北川大五郎に苦しめられれば即座に番手から飛び出すこともありそうだ。