8日に開幕する静岡競輪S級シリーズ(スピードチャンネル杯)初日12Rに出場する成清貴之に話を聞いた。
先月24日に息子の成清龍之介を事故で亡くした成清貴之が「正直、準備不足だけど、走ることが供養だと思って」今開催に出場する。
「みんな心配してくれました。1000人くらいが葬儀やその後(弔問に)来てくれて。同期などたくさんの仲間に(息子を)送り出してもらったので、忙しかったし練習は3日しかやれていない。でも一番走りたいやつが走れない分、俺が走る姿を見せたいなって」と思いを語った。
南関が1人の初日特選は「単騎で何でもやる」と総力戦を決意。「みんな強いけど、自分の脚と相談しながら隙をついて何かやれれば」。
勝負師らしい熱い走りを、ファンに、そして亡き息子に見せる。(netkeirin特派員)