2022/01/28(金) 20:00 0 2
貫禄の前受けから圧倒的なパワーで別線を制圧。ただ「4角からの踏み直しが合ってない。完全に抜かれた感じ。よく押し切れたなと思う」と苦笑い。
しかし、ここから修正を施して準決、決勝へとつなげるのが松浦流。今回も対処法を聞くと「チェーンを新品に。あとはハンドル回りの微調整ですか」と端的に話した。
そのハンドルの角度を意識するあまり、前回の和歌山記念は感触がイマイチだったという。そこで師匠(脇田良雄)の「冬場は重いしハンドルが遠いんじゃないか」の一言で今回は和歌山とセッティングを変えたとのこと。
「去年、おととしに比べて自分の体も変わってきている」と言う弟子のことを脇田は熟知している。脇田といえばチャレンジ戦線をにぎわす大ベテランで、まだまだタテ脚は健在。狙い済ましたまくりが出るときは状態がいい。
「師匠は練習では自分に差し込みにくるぐらい(強い)。抜くと自分がショックを受けると思って遠慮して差しには来ませんが(笑)」とまだまだ気力に満ちている。
松浦の成績がいい時は脇田も気配がよく、気持ちよくタテ脚を出すシーンもある。両者の成績が連動しているのは、強固な師弟関係が成立している証だ。(netkeirin特派員)