2022/01/29(土) 15:00 0 1
前橋競輪「WINTICKET杯(FII)」は30日、初日を迎える。今節の大会の見所を町田洋一氏に伺った。
森田優弥、黒沢征治と共に埼玉三羽がらすと呼ばれた植原琢也。完全にリズムを崩してA級に落ちてしまったが、悲観はしていない。ここから再ブレークを目指して、吉田勇人、平原啓多と埼玉3人で独占する。植原の良さは天性のダッシュと、今時の若者の性格だ。
吉田も前期のS級は成績をまとめていた。平原弟は、兄の指導により蘇ってきている。怪我で低迷していたが、ドームは優勝の実績もある。長田龍拳は、砲丸投げの選手と間違える程の強靱な肉体を持っている。先行が持ち味だが、最近は捲りも覚えてきた。赤板前先行でも逃げ切るスタミナがある。
静岡同士の連係で落合達彦が番手で仕事をやる。北日本は小酒大勇と山崎将幸がS級落ちだが、長い距離を踏み込めない。展開待ち、混戦待ちになるだろう。地元の北村貴幸も予選は確実にクリアする。
チャレンジは新人の上遠野拓馬の完全優勝が有力。相手関係からも、今節は負けられないシリーズだ。番手も2班落ちの同県太田貴之。地元の栗田弘一と内海雅夫は、何としても準決を目指したい。