2022/01/27(木) 17:00 0 0
コマ切れ戦の小川は、レースの格を問わずにいつもそつなく走っている印象がある。ここも「初手は想定と違った」が、慌てることなく冷静な仕掛けを決めた。
「前受けさせられると思ったら(2つ目の)中団で。近畿勢を出したら出させてくれないと思い1回切りました。その後の展開はだいたい思った通り。そういう時って何か勝てるんです」。
ただし、懸案事項がひとつあった。番手の香川雄介が右肋骨骨折と肺気胸によるケガからの復帰戦だったのだ。鋭く踏めば離れてしまう恐れがあり、ライン戦を展開するには小川はあらゆる面に気をつかわねばならなかった。
「出足だけ意識すればあとは香川さんとゴール前勝負できると思っていました。だって香川さん、いつもあちこち痛いとか怪我してきついとか言っているから。それでいていつも抜かれるんで(笑)」。
今回は「スタートから最後までずっとヤバかった」と香川は満身創痍といったところで本当にきつそう。先着を許さず、まずはしてやったりだった。(netkeirin特派員)