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【瀬戸の王子杯争奪戦】努力は嘘をつかない。A級S級のエレベーター選手からS1へ

2021/03/05(金) 06:00 0 1

広島競輪場で4日に初日を終えた「瀬戸の王子杯争奪戦in広島」。
2日目6レースに出走する大坪功一に話を聞いた。

確かな才能と努力を兼ね備えた44歳になる大坪功一

 大坪功一は、81期で学校時に39勝を上げて在校5位。間違いなくポテンシャルは高いはずだった。しかし…

「デビューしてから? やらなかったですね、練習を。朝起きてパチンコに行って負けたとき帰って8kmから10km自転車に乗っただけ」と美味しそうに煙草を燻らしながら話す。「ファンが聞いたら怒りますよ。ホントに」。

 その男が本気になったのは4、5年前。 「せっかく選手になったのだから、1度くらいは(しっかり練習を)やってみようと思った。(弱いと)若手も舐めてくるからね」。

 確かな才能に努力も加わると自ずと結果が出るのは早かった。あれよ、あれよとS級1班まで駆け上がってきた。 「(山崎)賢人や(山田)英明の一流どころから離れなくなった。次は抜くこと。それにはセッティングも含めやるとはありますね」と、さらなるレベルアップを目指す。

 その先には「今の目標はGIに出場すること。オールスターには出たことはあるけど、上位108人に実力で入って4日制のGIに出たい。同期同級生の健坊(大塚健一郎)とは言いたいことを言えるし、ダメなレースをしたときは言ってくれる関係性。あっちは早くから強かったけどね(笑)。気づくのは遅かったけれど、まだこれからだと思っていますよ」。

 4月で44才になるが競輪筋肉の疲労度は少ない。
(アオケイ記者)

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