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【ちぎり賞争奪戦】地元の意地に懸けても戦い抜く吉田敏洋

2022/01/22(土) 19:30 0 7

豊橋競輪場で20日から「開場72周年記念ちぎり賞争奪戦(GIII)」が開催されている。最終日の決勝12Rに出場する吉田敏洋に話を聞いた。

10R、2着で決勝へ進出となるも浮かない表情の吉田敏洋

 厳しい様相を呈した準決勝は皿屋豊の番手。正攻法から意地の突っ張りで主導権を奪い、小林泰生のロング捲りに反応してバック番手まくりだ。小林は併せ切ったが、その外をまくって来た原田研太朗には屈して2着で決勝へ進出となる。それでも表情は曇りがちだった。

「本音を言うと皿屋には下げてほしかった。走る前だけど、『この番組は金子(貴志)さんも入れて3人で勝ち上がってくれっていう番組なんだぞ』と言ったんだよ。原田は強いと言ったって捲りだし、来たって1人だと思ったから。それに小林(泰正)は閃きで走る選手だし、皿屋の力なら下げてからでも行けると思っていた。俺という存在を意識して頑張ってくれるのは嬉しいけど、逆に変なプレッシャーになったのかもしれないね」と話してくれた。

 並びは取鳥雄吾-清水裕友-原田研太朗-中本匠栄吉田敏洋-岡本総郡司浩平-佐藤慎太郎-和田圭となって4対2対3のスタイルだ。

 4車で組む取鳥雄吾は同級生の清水裕友を連れて間違いなく行くだろうし、かなり厳しい闘いを強いられる。

「原田が動いてくれれば面白かったんだけどね。4車で並ばれると…。それでも3日間、頑張ってくれた後輩達の思いがあるし、俺はそれを背負って闘うよ」と言う。熱い漢の走りに注目してほしい。(アオケイ・忍足記者)

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