一期生としてデビューした関口美穂さん。去年11月に引退するまで9年4ヶ月の現役生活を送ったが、とにかくケガの多い選手だった。

「骨も何本折ったことか…。家には(除去手術のたびに)体から出てきた金属がたくさんありますよ(笑)」

　骨が折れるたびに気持ちも折れたようだが「人に恵まれたおかげ」で何度もカムバックした。

「ほかのガールズたちや埼玉の先輩選手が、声を掛けてくれたり一緒に練習してくれて…。またSNSでもファンの方から励まされました。そのたびに(みんなに)会いたいって思って復帰することができました」と述懐する。

　また、1着で締めた感動のラストランの裏話も披露した。
「最終戦で1着を獲りたいと思っていたので、そこに向けてかなり練習していました。ただ脚見せで大号泣して、控室に戻ってからもお姉さんが泣いていてまたもらい泣きして…。発走機に付いた時はさすがに“これから走るんだから”と(こらえた)。でも1着でゴールした瞬間、また泣いてしまいました(笑)」

　関口さんが「またイベントに呼んでもらえますかね？(笑)」と言うと、このトークショーのために？ 集まった熱烈なファンからは大きな拍手が沸き起こった。(netkeirin特派員)