今日が47歳の誕生日だった丸山にとっては展開が向いてくれたのも大きい。

　南関の後輩である松坂侑亮が打鐘過ぎからの先行勝負。後ろで中団争いもあり4角無風でハコ回り。そして最後は持ち味のタテを発揮し勝ち切ったレースだった。

「良い日になりました。松坂君のカカリが良かったし恵まれました。“先行基本に行きます”と言ってくれていたし、有言実行の良いレースをしてくれた。去年の8月頃に肉離れを起こして良くない時期もあったけど、年末頃から良くなってきた感じはある。すんなり展開で回ってきたときに前を抜くのが持ち味なので」と照れくさそうに話してくれた。

　47歳を迎えた丸山だが、まだまだタテのキレは健在。本人も「残り2日間も持ち味を出せたら」と言うように直線が長い当地ならもう一丁もあるかもしれない。(アオケイ・石濱記者)