2022/01/15(土) 18:30 0 0
大宮競輪「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は16日に2日目を開催。7Rの二次予選では成田和也と酒井雄多の師弟コンビが初めて連係する。
前検日から酒井雄多は気合が入っていた。
「今回は勝ち上がって師匠と連係したいんです」。
その酒井は初日、ロングスパートでレースを支配。4着となったが確実に二次予選の権利をつかんだ。その後登場した師匠の成田和也は黒沢征治の仕掛けに乗って白星発進。
そして二次予選の番組が発表されると、先に番組を見に来た酒井が「ついに一緒に走れますね。楽しみです…。ちょっと挨拶してきます」と興奮を抑えながら師匠のもとへ向かった。しばらくすると成田も酒井とともに姿を現し「弟子に付けます」とコメントした。
気合を前面に出して入れ込む弟子に対し、師匠は「特に(師弟連係は)意識してませんよ。一緒でも別(の番組)でもどちらでもかまいません(笑)」と終始冷静。さらに師弟でのツーショット撮影をお願いすると「これだから一緒に来たくなかったんだよなぁ」と恥ずかしそうにしながらも報道陣のリクエストに応えてくれた。
いかにも、クールな成田らしい立ち振る舞いと、興奮を隠せない弟子のやり取りは非常に微笑ましい光景だった。(netkeirin特派員)