2022/01/13(木) 17:30 0 2
競輪選手は2000人ちょっといるが、半年で30人が強制的に辞めさせられるシビアな世界。プロ野球の戦力外通告と同じで、そこにはドラマがある。黒川勇も、この30人に入りそうになったが、年末ラストの地元戦で、見事、勝負駆けに成功。これで選手生命が伸びた。
「今回は安心した訳ではないけど、あの時の気持ちをどこかに忘れてきてしまった(苦笑)」。
たった、1、2行のコメントだが、そこには人生が詰まっている。新人は夢見る華やかな世界だが、ベテランにとっては厳しい世界。70点を切って、5年、6年のつわものもいるが、チャレンジは公傷制度もないし、1日、1日が勝負になっている。(町田洋一)。