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【和歌山グランプリ】ワンツー決めた茨城勢 武田豊樹「後輩の心配より自分の心配(笑)」吉田有希「この1着で成人しました」

2022/01/12(水) 17:00 0 10

和歌山競輪場で開催中の開設72周年「和歌山グランプリ(GIII)」は12日が最終日。11R特別優秀ワンツーの武田豊樹吉田有希に話を聞いた。

武田豊樹

 準決で初連係となったが残念ながら共倒れ。必死の形相で挑んだ両者が待望のワンツーを決めた。

 武田豊樹は「相手が強かったし力を出し切れない連係と思ったが…。結局オレ次第でしたね、付いて行けるか行けないか。強かったしもっと上を目指してやれると思う。あとはもっと研究して、お兄さん(吉田拓矢)を目標にして」と20歳の若者に太鼓判を押した。

 準決の後は敢闘門の隅っこで長時間にわたってアドバイスを送っていたが…。
「アドバイスですか? そこまでしなくても、何か分かっている感じでしたよ。後輩の心配より、自分の心配ですね(笑)」と御大はノビノビと見守っている。

 その吉田はワンツーに気分よさげ。
「記念はダメ! 苦手! 9車の4日間なんてキャパオーバー。初日、2日目は元気よく過ごせたけど、3、4日目になるとガクッとなって。先輩たちから『お前、10歳老けたな』って言われましたよ。元々、老けているんだって! でもオレまだ20歳ですから」と、風体とは裏腹に若さあふれるレースでラインワンツースリーで今年初勝利をゲットした。

「成人式には出られなかったけど、この1着で成人しました。オレ、名前(有希)が女の子っぽいから、ダイレクトメールで『振袖レンタル』の案内がめっちゃきました。どういうことだっつうの! 小梅太夫にでもなってやりましょうか!」とぶっちゃけた。怖いもの知らずの20歳が破竹の勢いで育っている。(netkeirin特派員)

吉田有希

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