2022/01/12(水) 09:45 0 2
2008年の北京五輪ケイリンで銅メダル、2009年にはGII・共同通信社杯Vなど輝かしい実績を残している永井清史。3年前まではGIにも出場していたが、前期から無念のA級暮らし。今年初戦だった前節の大垣ミッドナイトはまさかの7、7着で途中欠場していた。そして迎えた今節。初日特選は6着に敗れたが、準決勝は6番手捲りで2着。なんとか悪い流れを止めた。
「セッティングを修正して引っかかりが出た。でも、もう先行はなかなかやっていないので厳しい。踏み上げていくのが難しくなっている。初日も、以前なら踏んでいる距離だけど踏めていない。できるだけ(踏む距離を)短く、短くと考えてしまっている。オリンピックなんかはるか昔の話だし、20代の子を相手に先行勝負を挑むのは厳しい」
快速先行として鳴らし、強かった時期を知っているだけに寂しい言葉ではあるが「追い込みになりたいわけではない。捲りは出していきたい」と、自力屋としてのプライド、誇りは失っていない。決勝は単騎戦に。誰にも気兼ねなく走れ、先行する必要がないだけに、今の永井には最適かもしれない。3場所ぶりの優勝を狙って、持ち前のスピードを見せつける。(netkeirin特派員)