2022/01/09(日) 19:30 0 1
とにかく絵になる男の石丸寛之。半年間のS級生活を終えて、1月から再びA級に。しかも、前期はS級点を確保できず、今年1年間はA級での戦いを強いられることとなった。
凄いのは端正なマスクだけではない。かつては強烈な捲りを武器に特別競走の常連で、2008年の西武園・全日本選抜では準優勝。先輩・三宅伸のGI優勝に貢献した。そんな輝かしい実績を誇る石丸も、近況はA級とS級を行ったり来たりの状況。特に昨年は苦戦が続いた。
「去年の3月くらいから腰が痛くなって。お腹周辺とか、あちこちに痛みが出た。体に痛みが出ることとかなかったんですけどね。11月くらいまで続いたかな。しっかりと踏める感じがなかった。同期とかに相談したら、同じようなことを言ってて。“みんな、あちこち痛い”って。そういう年齢になったんでしょうね。それが少しずつ良くなってきて、12月くらいからですかね。やっと練習もいい感じになってきて、年が明けたら急激に良くなってきた。今年は巻き返したいですね」
昨年末はグランプリシリーズに参戦。
「グランプリも競技棟の2階の特等席で観れた。古性(優作)が一人で捲っていくのは鳥肌ものでしたよ。自分も気持ちが良かった。いくつになっても、あぁいうのを観るのは楽しい。古性は話をしたりする仲だし、力をもらった気がします」
大事な降級初戦が始まる。
「なんとしても、またS級に戻りたい。50歳でもS級で走っていたい。そのためにも今、頑張っておかないと」。悲壮な覚悟でS級復帰を宣言した。
「もう歳ですから…」と苦笑いをしてもカッコイイ。輪界屈指のイケメンレーサーには再びS級で輝いてもらいたい。(netkeirin特派員)