2022/01/09(日) 19:00 0 2
成松春樹はA級とS級を行ったり来たりする、いわゆるエレベーター選手だった。それがここ数年でS級に定着。
理由を聞いてみると「気持ちですね。ネガティブ思考なんですよ。色々と考えてりして。脚は確実に若いときの方がありましたから。S級に上がると“チャレンジャー”の気持ちが強くなって、とにかく逃げよう、逃げようと。打鐘、ホーム、バックを取って逃げるだけ。そんなレースばかりしていたけど、最近は来なかったら駆ける、来たら出させて中団のレースをやっている。その結果、一時期はS級1班が狙えるところまで点数は上がった。結局は腰痛が出てしまい、点数を下げてしまったんですけどね」。
初日は強敵・寺崎浩平を相手に逃げ勝負。寺崎に捲られてしまったが3着に粘り二次予選の切符をゲット。
「落車があって喜べないですけど、根本(哲吏)君に切られたら勝負にならない。自分のやれることはやれました」。2022年の走り始めは結果を出せた。このままのスタイルで今期はS級1班の点数を目指す。(アオケイ・伊藤博)