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【和歌山グランプリ】S・Aエレベーター選手だった成松春樹

2022/01/09(日) 19:00 0 2

和歌山競輪場で9日、和歌山競輪開設72周年記念「和歌山グランプリ(GIII)」が開催された。初日を走り終え、2日目6Rに出走予定の成松春樹に話を聞いた。

初日は3着の成松春樹

 成松春樹はA級とS級を行ったり来たりする、いわゆるエレベーター選手だった。それがここ数年でS級に定着。

 理由を聞いてみると「気持ちですね。ネガティブ思考なんですよ。色々と考えてりして。脚は確実に若いときの方がありましたから。S級に上がると“チャレンジャー”の気持ちが強くなって、とにかく逃げよう、逃げようと。打鐘、ホーム、バックを取って逃げるだけ。そんなレースばかりしていたけど、最近は来なかったら駆ける、来たら出させて中団のレースをやっている。その結果、一時期はS級1班が狙えるところまで点数は上がった。結局は腰痛が出てしまい、点数を下げてしまったんですけどね」。

 初日は強敵・寺崎浩平を相手に逃げ勝負。寺崎に捲られてしまったが3着に粘り二次予選の切符をゲット。

「落車があって喜べないですけど、根本(哲吏)君に切られたら勝負にならない。自分のやれることはやれました」。2022年の走り始めは結果を出せた。このままのスタイルで今期はS級1班の点数を目指す。(アオケイ・伊藤博)

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