2021/12/23(木) 19:45 0 0
前受けからレースを進めた石塚は道中で堀内との併走を嫌い車を下げる。結果的に後手を踏んだが、最後は脚を溜めた捲り追い込みで2着まで食い込んだ。
「牽制が入ったら前からの作戦。今日は隙が多すぎましたね。まず単騎の多田を入れている時点でダメ。反応が遅れているし、位置取りをもっと修正しないと。隙だらけのレースでした」と組み立て面の反省をしていた。
しかし、不利な展開から2着になったのは評価できるし、本人も「直線の短い佐世保バンクであれだけ伸びているので、脚の感じはいいのかな」と状態面に不安はなさそう。
二次予選のメンバーが出た際に石塚に少し話を聞いてみると、「最近の記念は小田原で決勝、松山で準決を突破できているし、7車のF1より成績が良い。勝ち上がりが厳しい7車より、権利が緩い記念の方が気楽に走れていいのかも」と要因を分析。
更に石塚は1月に地元記念が控えており、気の抜けない戦いが続く。
「来月は地元記念があるし、そこに向けて一つでも上のステージで走りたい。最終日にはレインボーファイナルで弟が走るし、そこよりも後ろのレースを走りたい気持ちもあるので」と気合もばっちり入っていた。
好不調の波が激しくある意味「読めない」石塚だが、底力はかなりある。
二次予選の相手は菅田壱道、神田龍と共に捲り主体の自在選手だけに、ある程度はマイペースで駆けられそう。点数以上の脚力を発揮し準決突破を目指す。(アオケイ・石濱記者)