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【九十九島賞争奪戦】好調の要因は平原康多らとの練習と語る伊藤慶太郎

2021/12/22(水) 20:00 0 2

佐世保競輪場で行われる「九十九島賞争奪戦(GIII)」が23日に開幕する。先月、S級2班に特別昇級して今回が3場所目の伊藤慶太郎に話を聞いた

心身共にたくましさを増した伊藤慶太郎

 先月の佐世保(道の駅させぼっくす99賞)で3場所連続Vを達成し、A級2班からS級2班に特別昇級を果たした伊藤慶太郎。約1ヶ月後に、今度はS級戦士として佐世保に戻ってきた。19年にS級在籍があったが、その後の2年ほどはA級暮らしが続いた。そんな中での大躍進。好調の裏には、いったいなにがあったのか。

「S級に上がれるかどうかの微妙な感じが続いていて…。今年の5月くらいからですね、自分も、もう27歳(当時)で、ここ2、3年が勝負だなって思っていた時に、今回もいる安部達也さんとか、いろいろな先輩が声をかけてくださって。それで西武園平原康多さんのグループにお邪魔して、一緒に練習を始めたんです。そこから目に見えるようにどんどん良くなった。結果も残せた。自分が出せないスピード域を体験できるので、やっぱりすごいですね。それまでとは全然、違いました」。

 今年のGIタイトルを獲得した平原康多宿口陽一らとの練習で、めざましいスピードでレベルアップ。脚力だけではない。

「A級で勝っても、満足することがなくなった。そこは成長できたかな」。

 気持ちの面でも確実に強くなった。5月以降は15節走って8回のV。瞬く間にS級へと駆け上がった。そんな伊藤のモチベーションを上げているのが年末のKEIRINグランプリと、来年の西武園オールスターだ。

「平原さんと宿口さんが出るグランプリに応援に行きます! 自分がここで結果を出して、いい勢いを与えられたら。それと、来年の8月に地元でオールスターがある。ここに出ることを目標に頑張っています」。

 A級でくすぶっていたのが信じられないほど、心身共にたくましさを増した。まずは久しぶりのGIIIで暴れてもらおう。(netkeirin特派員)

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