ここ一、二年で4分戦が増えて「前中団」と競輪用語が多く聞かれるようになった。
日本一忙しい競輪タレントの橋本悠督さん(愛称・はっしー)がツイッターの呟きで広めたという噂もあるが、青森競輪場を中心に活躍する山本浩司アナのレース実況で最初に使われたようで、選手たちの間でも以前から「前中団」という言葉は使われていた。
櫻井正孝はレースをこう振り返った。「飯野祐太さんとの作戦の中で、前中団が取れれば“先行”だった。その他の位置の時は好きに走って良いと言われていた」。4分戦は前から2番目の「前中団」が一番先行しやすい。今の競輪は初手の位置が大切。車番を見た段階で、選手の作戦も決まってくるようだ。