2021/02/24(水) 23:00 0 0
久木原は前回の奈良記念で2勝をマークしており勢いを手にしての参戦だった。ここはたやすく中団を取って長尾拳太を先まくり。流れに沿っていた。
「遠藤(勝弥)君が前、長尾君が後ろで一回動かしてと、初手の並びからセオリー通りにいった。この年齢になると一回しか持たないから、切らずに一発勝負と思ったが、切ってしまった(笑い)。結果的にはよかった」としてやったりだ。
相川は長らく自力一本で戦ってきたが、今では番手を回るケースの方が多くなった感がある。「鐘で上がったところでしゃくられないようにしたり、最後も常にすくわれることを用心して締めて回った。その分、差し逸れたけど状況を考える余裕があったからあれでいい。抜ければ100点でしたが2人で勝ち上がれたし。番手を回る時はそんな気持ちで走っています」と一戦ごとに経験値を重ねている。
埼玉は森田優弥や黒沢征治ら若い自力が台頭してきたがまだまだ経験不足。久木原と相川のような自力で戦い続ける中堅勢は貴重な存在で〝生きた教材〟として若手をバックアップしていかなければならない。