2021/02/21(日) 19:45 0 0
川崎競輪場で開催中のGI「第36回読売新聞社杯全日本選抜競輪」。10R二次予選をシャープなまくりで圧勝した柴崎淳に話を聞いた。
柴崎は、2020年9月に伊東温泉競輪場で行われた「共同通信社杯」で落車し腰椎を骨折。長らく戦線離脱をして年末の平塚Sから復帰した。前回の小倉Sでは完全優勝を達成したが、いずれも目標があってのもので自力選手としての評価は未知数の部分があった。
しかし、本日の走りで不安を一掃。1角から出足抜群のまくりを放ち、瞬く間に松井宏佑を飲み込んだ。番手の坂口晃輔は「一瞬だけ後ろの気配を見ていたら、もう前の淳さんがいなくなっていた。離れてしまった」とスーパーダッシュに驚愕した。
上がりタイム11秒1と会心の一撃に本人は「自分が一番びっくりしている」と舌をペロリと出して笑った。一見、華やかな復活劇に見えたが「まだ復帰をしてはいけない状態で走っているんです。100%で言えばまだ70%程度の回復。残り30%は骨がくっついていないので恐怖感との戦いです。ここまで走れているのは周りの人のおかげ。この1着もそう」と、常に危険と隣り合わせの壮絶な覚悟で挑んでいる。
完調宣言までにはまだまだ時間がかかりそうだが、明らかに復活への道程は見えている。
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