松谷秀幸はヤクルトスワローズに在籍していた元プロ野球選手。先日行われた日本シリーズは全試合見ていたようだ。

「20年振りの日本一だったみたいですね。めちゃくちゃシビれたし、めちゃくちゃ感動しました。20年前というと自分はちょうど高卒1年目で、そのときはまだ二軍だった。優勝旅行でハワイに行くのを楽しみにしていたけど、『9.11』のテロ事件の影響でなくなってしまった。それだけちょっと心残りです」

　プロ野球からの転身組は他にも何人かいるが、その中で一番活躍しているのが松谷だろう。偉ぶったところも全くないし、そこは本当に好感が持てる。

「ヤクルトにお世話になったのは全部で6年。引退してからは1年だけサラリーマンを経験して、そのあと競輪選手を目指しました。気が付いたら野球よりこっちの方が長く続いていますね(苦笑)」

　落車が多く怪我に泣かされっぱなしの競輪人生だが、本人は常にポジティプで、「気持ちは切れていませんよ。まだまだこれから…」と前向き。
　戦う男・松谷のこれからの巻き返しに注目したい。(アオケイ・長谷川記者)