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【武雄競輪G3・飛龍賞】藤木裕が南潤への熱い想いを激白

2021/11/27(土) 10:30 0 0

武雄競輪の「施設整備等協賛競輪飛龍賞(GIII)」は26日、2日目を開催。二次予選11R4着で準決勝進出を決めた藤木裕が後輩へ熱いゲキを飛ばした。

南潤への想いを語った藤木裕

 二次予選は南潤マークだった藤木裕。南が果敢な走りで主導権を握ったが、薦田将伍と踏み合いに。好調の嵯峨昇喜郎がロング捲りで粉砕すると、藤木は嵯峨-坂本貴史の3番手にスイッチ。最終的に4着でゴールした。インタビューブースのイスに座るなり、藤木の口からは南に対する想いが次から次へとあふれ出た。

「潤が頑張ってくれたけど…。潤には捲られてもあきらめずにまだまだ前に踏んでほしかった。追っかけてほしかった。内側に退避するような感じになったので切り替えたけど、本当はあぁはしたくなかったですね。それは彼に伝えました。潤はそんな選手ではないので。“これが千切れる感覚なのか”と初めて思わされたのが潤だったんです。初日でいいレースをした時に、“二次予選が大事”って言ったと思うけど、そういう姿勢の方が大事だと思う。潤にはそれをわかってほしい」

 自らのことにはほとんど触れず、まくし立てるように後輩への想いを口にした。話題を変えなければ、もっともっと話していただろう。そこから、ようやく自身の話に。近況は苦戦が続いていたが、今節からフレームを替えたのがいい結果につながっているのか。

「やっと(準決に)乗れた。最近はずっとフレームが重い感じがしていて、今回から替えた。これまでは周回中や道中で力を使いすぎてしまって、最後のBSから失速してしまう感じだった。今回は重さが解消されて余力を残せている。ハンドルの握り方も思い通りになった。良かったです」

写真撮影ではサービスも

 今期は7月31日が初日だった松阪FI以来、12節目にして2回目の準決進出。「やっと」の言葉には力がこもっていた。苦しんだ分を吐き出すかのような即興の独演会を終えると、写真撮影ではボケをかましたり、満面の笑顔も見せた。武雄GIIIといえば、62周年、63周年記念を連覇した実績もある。思い出のバンクでさらなる復活をアピールできるか。(netkeirin特派員)

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