2021/11/23(火) 20:45 0 11
KEIRINグランプリ出場が正式に決まったけど、いつもの慎太郎先生でなく安堵感はなかった。
「今開催の途中から、ほぼグランプリ出場が決定的になった。勝ち上がりに失敗した時点で、どうしても頭がグランプリに行ってしまう。そこの是正(ぜせい)が大変だったけど、今回、初めて山崎芳仁の前を回り良い緊張感を味わえた」。
過去には山口幸二、山田裕仁にも、同じようなケースがあった。この新田祐大、佐藤慎太郎、山崎芳仁の並びを決める時に、僕自身は現場にいなかった。ダチョウ倶楽部のお約束みたいに「どうぞ、どうぞ」のやり取りがあり、慎太郎が番手になったそうだ。だから、わがままで番手になったわけではない。
「オレと山崎の中では心が通じているから、言葉にする必要はない。ただ、この経緯を北日本の若い選手に説明責任も出てくる。普段、山崎に世話になっているのに、こんな時に点数があるから前を回ると言われたくないから」。
次は来月の松山記念(金亀杯争覇戦)が入っているが
「松山には熱狂的な女性ファンがいるから本当は走りたいけど(笑)。トータル的に考えて公欠にしてもらい、グランプリに備えたい。過去の2回は、新田がいたし、そこが今年は淋しいね。メンバーが現時点で分からないけど、最低でも自力のある守澤の後ろがあるから(大笑)」。(町田洋一)