1番車 北津留翼

　競輪祭の決勝以来だから、多分4年ぶりのGIの決勝。いつもは誘導だったが、とにかく場内のファンの声援が凄い。スタートのミスが何度もあったし、本当は失敗レースばかり。それをファンがムチを打って力を与えてもらっている(笑顔)。園田先輩と決まる自力勝負。

2番車 郡司浩平

　南関の勝ち上がりが少なかったし、最低限自分だけでもと思っていた。昨年優勝しているし、もちろん連覇は狙っている。準決は出たとこ勝負だったけど、あの3番手は譲れなかった。単騎で自力勝負。

3番車 松浦悠士

　まずは雄吾と一緒に決勝に乗りたかったと言うのが正直な気持ち。ギリギリまで我慢したけど、ばたつき始めたから、踏まさせてもらった。初手で中団を取りたかったけど、自分のミスで郡司君に取られてしまった。2年前の競輪祭が初のタイトルだし思い入れの深い大会。準決が一番、体が軽くなっていた。単騎で自力自在に。

4番車 園田匠

　翼の好きに。弥彦の親王牌でタイトルは獲ったけど、地元のGIの決勝は初めて。子供の頃からこれを夢見て頑張ってきた。決勝に乗れたし、何割かの確率で自分にもチャンスがあると思っている。ファンの声援が凄く、レース後は鳥肌が立った。翼の感性に任せるし作戦は全くないですよ(笑)。

5番車 新山響平

　弥彦の親王牌に続いて、決勝に進出。準決が一番長い距離をもがいたし、自分のスタイルを貫けた。同期吉田君はグランプリを意識しているから、踏んで中団取りだと思った。だから緩んだところを一気に行けた。あまり勝ちを意識しないで一成さんと決まる様に自力勝負。

6番車 山田久徳

　特別競輪の決勝は初めて。ここを目標に頑張ってきた。全部、3着でまだ一度も決まり手が付いていない。決勝は、決まり手を付けて帰りたいですね。近畿で古性君の番手へ。トリッキーな走りでもきっちり追走したい。

7番車 吉田拓矢

　高松宮記念杯、親王牌、競輪祭と連続して決勝に進出。自分なりにステップアップしていると思う。平原さんにレース後「良かったな」と言ってもらえ、申し訳ない気持ちで一杯だったが少し報われた(笑顔)。チャンスはもらったけど、まだグランプリは見えていない。すでに権利を持っている人が優勝して4着以内に入るとグランプリに出場出来る様ですね。ただ、それは考えていないし自力で優勝出来る様に。

8番車 渡邉一成

　ナショナルチームを引退してから辛い事ばかり。GIの決勝も2年ぶり。この決勝は新山君の力が9割、自分の力が1割だと思っている。準決の新山君の1周半のラップは経験した事がないスピード。和田圭のレースもあったし、最後は本気で抜きに行ったけど無理だった。今回は分宿なので、この後はバタバタ(笑)。再度、新山君の番手へ。

9番車 古性優作

　昨年に続いて決勝に乗れたけど、何にも出来なかった。1人でも多くの近畿の選手を、グランプリを…と思っていたけど自分の力不足だった。そこは稲川さんに申し訳ない。反省ばかりだし準決の判断も全て遅れていた。1番タテ脚のない選手があの位置では…。周りのレベルが高いし、気持ちでカバーするしかない。自力自在に。