2021/11/22(月) 20:00 0 10
二次予選Aを敗退し準決進出を逃した。その時点で来期のSS班からの陥落が決まってしまった。
昨年末、平塚「競輪グランプリ2020」を制し、GP王者としてSS班に君臨した。責任の赤パンツを脱ぐことが決まり「肩の荷がおりましたね」と話したのは偽りのない本音だ。年間を通して1番車のユニフォームを身にまとい、果てしないプレッシャーを背負っていたのだから無理もない。
「このユニフォームを背負うことの大事さを改めて実感した1年でした。思ったのはボクにはまだ早かったなと。でも(経験は)次に生かせると思うし、来年すぐにとは言えないけど、戻って来られるようにまた下積みをしていきます」。
2月、奈良記念の落車を皮切りに今年は落車禍に見舞われ生傷が絶えなかった。状態を戻すとまた落車する繰り返し。さすがにそれではS級上位を相手に戦うのは難しく、肩鎖関節や肋骨の痛みに耐え戦い続けた1年だった。「まずは体を治すことに専念したいです。そこからですから」と再スタートへ向けて前を向いた。(netkeirin特派員)