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【宇都宮競輪・ミッドナイト】パン屋さんになりたかった松根真

2021/11/14(日) 10:53 0 1

宇都宮競輪ミッドナイト「WINTICKET杯(FII)」が13日に開幕。初日8RのA級特予選に出場した松根真に話を聞いた。

「初日は踏み遅れて未熟さが出た。2日目からしっかり頑張る」と松根真

 松根真といえば、小柄でおしとやかで声もちょっぴり小さめ…。失礼な表現かもしれないが"かわいらしい"選手である。個人的な話で恐縮だが、そんな松根に取材をするたびに"あの日の光景"が脳裏に浮かんでくるのであるーー。

 それは10年前、2011年5月5日の京王閣競輪場ーー。

 最終日に1着を取った松根は、ファンの前で勝利者インタビューを受けていた。当日が子どもの日だったため、インタビュアーから「子どものころの将来の夢は何でしたか」と聞かれると、蚊の鳴くような声で「パン屋さんです」と答えたのだ。

 気になっていたこのシーンのことを今回、ついに直接聞いてみた。すると「ありました、ありました。そんなことありました。いや、よく覚えてますね」とニヤッと笑って、当時の心境を教えてくれた。

「確かに、漠然とパン屋さんになりたいって思っていた時期があったんです。別にパンが好きなわけじゃないんですけど、なんとなく(笑)。それで、ふと思い出して(インタビューに)そう答えた覚えがあります」

 優しい雰囲気は、まさにパン職人のようだが、優しさの中に熱い魂を持つ松根には競輪選手が天職なようだ。

「初日は踏み遅れてしまい…。未熟さが出た。ラインに申し訳なかったです。その分も2日目からしっかり頑張りたいと思います」

 これからも松根は、アツアツのパンではなく、懐がホクホクするような車券をファンに提供していく。(netkeirin特派員)

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