前検日の12日、参加予定だった某主力選手が自身のSNSで今開催を欠場する旨の投稿をした。しかしこの時点でその選手の欠場を把握している関係者はおらず、参加を前提に準備を進めていた現場は大混乱。その後正式に欠場が決まって番組を新たに組み始めたが、直後に特選スタート予定だった選手からも前検日欠場の連絡が入り、てんやわんやだった。

　欠場選手が出たことで特選に繰り上がった中曽直彦は「予選スタートを覚悟していたのでビックリしました。せっかくのチャンスだし、これを生かせるように。まだS級点も狙っているので」と驚きつつも、気を引き締めて集中力を高めていた。

　対照的に目標不在となった真崎新太郎と伊藤太一は話し合いの末に、それぞれ単騎で戦うことに。
　伊藤は「初日は3番手を固めて、準決では番手を回れるかな、って密かに期待していたんだけど…(笑)」と思い描いたプランが崩れて困惑。

　また北日本で得点上位の成田直喜は「予選は良い目標を付けてくれるかなって期待したけど…。(若手機動型が)欠場になったんですね。初日は(松澤敬輔とは別で)単騎でやります。どうしよう…」と表情を曇らせていたのが印象的だった。(netkeirin特派員)