2021/11/10(水) 10:35 1 3
初日の開催が始まる直前、四日市で115期ナンバーワンの坂井洋がゴール直後にガッツポーズ。記念初優勝を飾った。
それから約3時間後。舞台は小倉。この日最後のレースだった初日特選は、宮崎大空と村上竜馬の115期ワンツー。坂井の活躍に刺激を受けた2人が奮闘した。
逃げて2着に粘った村上竜馬は「坂井さんのレースを見ていて気合が入った。刺激になりましたね。悔しい思いもあった。今日は押し切りたかったけど、いい感じで駆けられたし、最終Hと最終Bを取って2着。最近の中ではいい方だと思う。自分にしては長い距離を踏んでですから。少しは成長した姿を見せられたと思います」と手応えを感じていた。
1月からは初のS級昇格が決まっており、最近は意図的に長い距離を踏んで来期の戦いに備えている。
「坂井さんのようなレースはできないし、僕の場合はちょっとずつですね。少しずつ強くなっていけたら」
坂井は坂井、村上は村上。出世争いでは大きく遅れを取っているが、焦る姿は微塵もない。ひとまずは決勝で宮崎にリベンジをしたいところ。準決勝の連勝を4に伸ばして、頂上決戦に向かう。(netkeirin特派員)