2021/11/08(月) 20:30 0 3
9月の奈良2日目に落車した廣木まこ。右肩鎖関節を脱臼し、48日間の欠場を余儀なくされた。欠場明け初戦だった前節の武雄は、初日に1着スタート。「自分でも驚いた。練習では車が進まなかったのに。展開が向けば勝てるんだ、と自信になった」。不安だらけだった欠場明け初戦を優出6着で乗り切った。
その武雄で優勝したのは小林優香。東京五輪にも出場した同学年から多くのことを学んだ。
「ちょうど優香が久留米に帰ってきていて、武雄の前にも一緒に練習する機会があったんです。精神的なこととか、いろいろとアドバイスをもらった。やっぱり凄いですよね。さすがオリンピアン。オリンピックでメダルを目指すくらいだから。強いし、凄い。同学年なのも励みになります。もっともっと頑張らなきゃ」。
今節のガールズは競輪祭出場組が不在の混戦シリーズ。廣木も「(点数順で車番が決まる)ミッドで3番車初めて」と喜ぶ。初優勝だって夢ではないだろう。
「寒いのが苦手。天気が下り坂みたいだけど、ドームだから良かった。武雄を走れて安心感が出たし、今回はもっと良くなるはず」。
小林優香も廣木の走りを気にかけているだろう。同学年のオリンピアンから吸収したことを存分に発揮すれば、いい報告ができる日もそう遠くないはずだ。(netkeirin特派員)