2021/11/04(木) 09:30 0 1
レースは前受けから突っ張り気味に出る宇佐見優介-玉木英典-柳充を土田栄二-馬場和広-豊田一馬が押さえて先行すると、宇佐見は番手で粘る。しかし馬場はほとんど土田と並んだ状態で競りにもならず宇佐見はフタをされた形に。超スローペースのまま最終2センターあたりでピッチを上げた土田が逃げ切り馬場とワンツー。最終周回タイムは29.6秒、上がりは13.4秒だった。
番手の馬場は「皆さんが思っていた通りで想定内でした。土田君には切るとこだけしっかり切って、あとは落ち着けと。土田君に脚があるのは知っていたし落ち着いて走ればもっと強いのになって思っていたので。最後は突き放されましたよ」。
先行した土田は「馬場さんのおかげで落ち着いて走れました。押さえてしまえば誰も捲ってこない2分戦だけど、誰かが切り替えて捲って来ても併せる準備はしていた。後ろは馬場さんが見ていてくれたし、2角でも誰も来ないのも分かっていた。前にもこういうレースがあったので経験も活きましたね。あと豊田さんの追い上げも大きかった。あれがなければ引かれて3番手に入られてますから。ラインの力です」。
失敗レースの宇佐見は「突っ張れると思っていたし、それしか考えていなかった。引くに引けず粘る形になってからも馬場さんがヨコにいなくて車輪だけが掛かっていてこじ開ける事もできず…。情けないレースで後ろに申し訳なかった」。
宇佐見マークで3半から外に出した玉木は「全て宇佐見君に任せていた。自分も散々後ろに迷惑をかけてきたし何も言えないけど、2分戦じゃこうなるよね。柳さんも後ろにいたし、もう少し早めに踏むべきだったのかな〜」(アオケイ・市川記者)