前橋競輪場で開催されているミッドナイト競輪「WINTICKET杯(FII)」。初日5Rで3着となった小坂敏之に話を聞いた。
選手会栃木支部の支部長も経験している小坂敏之は、しぶとい走りを身上にしている。
「A級の子は、走りが優しくない。こっちが付いて行きやすい場所で踏んでくれないから離れてしまう。自動車で言えば、ギヤがローからの発進でなく、サードからの発進。それでは、車は上手く作動しないよね」。味のあるベテランマーカーは言葉のチョイスが上手い。
準決では本線の3番手回り。「岸澤賢太君は、ずっとS級にいた選手。番手の甲斐康昭君が、上手く自動車を操縦してくれるはず。俺は後部座席でユッタリ(笑)」。初日の着順から、3着では決勝進出は厳しい。強引なマーカーらしく、巧みなコース取りで突っ込みたい。