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【周防国府杯争奪戦】コロナ禍前からマスク着用でトレーニングしている園田匠…その理由

2021/11/01(月) 18:46 0 1

防府競輪周防国府杯争奪戦(GIII)」は1日、2日目を迎えた。6Rを走り、6着だった園田匠に話を聞いた。

マスク姿の園田匠

ーー園田選手と言えばアップ中にマスクを付けているのが当たり前になっていますが、始めた時期とかそもそもなぜマスクを付けてやっているんですか?

 これは師匠からの教えですね。デビューしてどのくらいかなぁ? まぁ若い時からずっとやり続けています。鼻から吸って口から出す。呼吸法を大事にって事なんですけど、クセづけるためにマスクを着用し強制的にやっています。今では外していても自然と出来る様になりましたね。

ーーそのマスクだと相当苦しいでしょ?

 レース中よりもずっと苦しいですよ。だから心肺機能に関しては誰にも負けない自信がある。周回中にキツくなる事はない。今はコロナでみんながアップ中からマスクを付けているからハンデが無くなっちゃいますね(笑)。

ーー「継続は力なり」ですね。

 僕が今でもこのポジションに居られるのはこれのお陰だと思いますよ。

自転車を整備する園田匠

ーー2日目は山田英明選手と連係でした。園田選手から見て山田選手はどんな存在ですか?

 頼もしいですね。九州トップのオールマイティーな選手。僕もマークする時はしっかり付いて行かなきゃって気持ちになる。二次予選は僕の判断ミス。コースは見えていたので気持ちを切らさず次に繋げたい。競輪祭も控えているし。

ーー今、九州で期待している新人とかいますか?

 う〜ん…。中川誠一郎北津留翼

ーーそこはもうベテランの域に入っていますけど?

 あんな(先行)レース出来るんですよ。まだまだ若手でしょ。逆に若い時になんでアレをやってなかったのか(笑)。

ーー練習方法とか新しいモノを取り入れたって事はありますか?

 練習内容は昔から変えていない。ただ、若手が成長して練習で引っ張ってくれるようになった。岩谷拓磨とかね。全体的にレベルアップし活気が出てきたから良い練習ができています。

ローラーに乗る園田匠

 ファンの皆さんはアップ中の姿を見る機会がないので新鮮に映ると思う。これが昔から続いているアップ中の姿。あのマスクを一般の人が付けると座っているだけでも苦しく呼吸が出来ない、しにくい状態になる。ゴール前の華麗な差し脚は、地道な努力の積み重ねがあっての賜物。今月は今年最後のGI競輪祭が控えている。若い頃、地元はプレッシャーを感じて苦になっていたそうだが、今ではドームの声援が嬉しいとの事。地元での晴れ舞台に期待したい。(アオケイ・梅田記者)

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