初日は今井聡、小松剛之との3分戦。一度脚を使って中団を確保するが、最終ホームからスパートし、捲り返す。今井マークの川上真吾に再三牽制をされ、失速したが、踏み出しは上々で、もう少しで90点を持つ今井を捲り切る感じだった。

　レース後本人に話を聞いてみると「一度脚を使ってからだったので、キツかった。捲り切れるかなと思ったけど、ブロックを受けたし、少し失速した。最後は自分も今井さんも一杯一杯だったので、危なかった(苦笑)」と振り返る。

　最近は着をまとめている印象で、点数もコツコツUP。
　本人も「今期は一班の点数を獲ることを目標にやっている」と目標に向かってレベルアップしている最中。

　準決への勝ち上がりは逃してしまった藤井だが、初日の走りを見る限り残り2日間は非常に楽しみな選手である。(アオケイ・石濱記者)