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【春日賞争覇戦】佐藤慎太郎「まさか貴治に行けるとは」/3日目レポート

2021/02/13(土) 20:45 0 6

奈良競輪場開設70周年記念「春日賞争覇戦(GIII)」。最終日・14日の決勝戦に進出した佐藤慎太郎から、勝負師が流れをつかむ工程を見た気がした。

「こうなりゃ、ぜんぶ貴治にお任せ。『デイリーライン』で」と力強く語った佐藤慎太郎(左)と松本貴治(右)

 今シリーズは北日本地区に自力型が手薄いため、初日特選は吉澤純平、2日目は蕗澤鴻太郎、3日目は宿口陽一と、東日本の自力に乗って混戦を攻略してきた。

「初めての選手もいたし、クセや踏み込むタイミング、あとはゴール前にタレるのかとか、その辺の判断が難しいよね。でもいい勉強、いい経験をさせてもらっています。脳が活性化されたよ」

 こらえて決勝に勝ち上がったご褒美だったか、決勝は迫力抜群の自力がモットーである松本貴治の番手が転がり込んだ。「目の前のことをきっちりやっていくのが大事なんだね。貴治に行けるとは」としみじみした。

 たられば、はご法度だが準決で仮に小倉竜二が勝ち上がっていれば松本の番手は無かった。3日間しのぎにしのぎ、地道に積み重ねていったことで、見えない流れをたぐり寄せたように感じた。

「こうなりゃ、ぜんぶ貴治にお任せだな。『デイリーライン』で」と、2人がスポンサー契約を結んでいる「デイリースポーツ」の縁を強調していた。

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