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【弥彦競輪】ピンピンで優出の吉田敏洋「7車の競輪が分かってきた」

2021/10/29(金) 21:00 0 3

弥彦競輪場で開催されている「弥彦王冠記念・報知新聞賞(FI)」。初日特選からピンピンで上がった吉田敏洋に29日、話を聞いた。

古き良き漢字の競輪に慣れ親しんだ吉田敏洋

 準決の吉田敏洋は全引き5番手から力強い捲りで圧勝。初日の特選レースもスピードのある走りを見せていたし、脚はかなり仕上がっていそう。

「7車の5番手は9車なら普通の中団。サラ脚の中団から捲ったみたいなもんですよ。7車は嫌いって前から色んなところで言っていたけど、FIばかり走っていたら、体が勝手に走り方を覚えてくれた(笑)。良くも悪くも7車の競輪に慣れた感じ」。

 レースの組み立てについても「ダイヤルを半周遅らせるイメージで走っています。9車に比べて7車は動きが1個少なくなるし、9車なら赤板ホームからレースが始まるけど、7車はジャンの手前からって考えている。そう思うようにしてから上手く走れるようになりましたね」と説明。

「今はまだ上位で走らせてもらっているけど、これから先、時間と共に走れる機会は少なくなっていくと思うし、近い将来はFIが主戦場になっているはず。まだちょっと先だけど来年の9月には名古屋共同通信社杯が開催されるし、そこに向けて今からしっかり調子を上げていきたい」。

 古き良き漢字の競輪に慣れ親しんだ吉田が、7車のスピード競輪にも対応できれば、あと10年は最前線で活躍していることだろう。(netkeirin特派員)

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