2025/09/13(土) 17:01 0 1
今期は2011年の前期以来となるA級暮らしをしている実力者の鈴木庸之は、腰椎のヘルニアの影響などで「練習をやりすぎると壊れてしまう」という状況の中で、ベストを尽くしながら戦いを続けている。
「また上を目指したい気持ちはあるけど、だからといって練習をやると、すぐに腰とかがダメになる。練習できないから筋力は落ちていくし、直前の練習でもハロン12秒6とかしか出ない。良い時よりも1秒くらい遅いし(比べたら)1割くらいですね。無理は絶対にできないから"練習したいけどできない"というもどかしさがずっとあります。気持ちに体が追い付いてこないので」
それでも前回最終日は1着と意地を見せた。
「気持ちの部分でキツいことが多かったけど、前回最終日は久々に小佐野文秀さんと一緒に走れて、GIのようなテンションで臨めたし結果も出た。あの感じでやれれば…」とわずかな希望も見えてきたようだ。「亀よりも遅い一歩ずつですし、もしかしたら一歩ずつ後退しているのかも(苦笑)。それでもやれることを見つけて精いっぱい頑張りますよ」と力強く語った。
ちなみに今は「基本的には全部自分でやっています。同支部の自力選手が一緒の時だけ、話して後ろを回る可能性がある、っていう感じです」とテーマをもって戦っていることを明かした。(netkeirin特派員)