2025/09/01(月) 19:41 0 2
順風満帆に出世街道を駆け上がった新村穣だったが、今年に入って大ブレーキ。競走得点も97点9まで落としてしまっていたが、今開催は1着での勝ち上がりとなった。
初日は鈴木陸来と南関2人の番組。近況番手戦も何度か経験していたが、即決で鈴木-新村の並びに落ち着き「当然、自力に対しての拘りがあるけど、最近は番組にあわせて番手を回ったりしています。しかも鈴木君は(法政)大学の後輩。初連係だけど、信頼して任せます」と前検日に話してくれた。
鈴木が前々に攻める競走で人気の高橋晋也の番手にスッポリ。バック捲りを打つが、高橋に併されてしまい、新村が自らタテに踏んで6月の富山GIII以来の1着をゲット。
「枠がなかったけど、初手で自分がいい位置を取ってあげたかった…。それでも陸来君が気持ちの入った走りをしてくれた。西浦さんが外にいるのも見えたし、陸来君が高橋君に併されていたので被る前に外に踏ませてもらった。彼が頑張ってくれたおかげです」と後輩を称えた。
それでも新村自身も手応えを感じる1着となったそうで「今回は落車明けだったんですけど、幸い擦過傷だけの軽傷で練習はしっかりできたんですよ。自転車も試行錯誤していい感じだったし、踏み込んだ感じもかなりよかったと思います」と好感触。
久しぶりにFIの予選を突破し、気分もよくしたことだろう。この1着を復調の足掛かりにしたい。(アオケイ・松野記者)