2021/10/14(木) 22:00 0 4
前橋競輪場で14日に初日を迎えた「ドームスーパーナイトレース(GIII)」。メインの12レースの初日特選を走った宿口陽一に話を聞いた。
初日12レースは逃げた吉澤純平を中団から宿口がひと捲りを決めて幸先の良い1着スタートを飾った。
宿口は「脚を使って中団を取って、そこから前の動きを確認しながらって競走ができたから内容にも納得。番手の武田(豊樹)さんのブロックにも余裕を持って対応できたから脚も含めて状態は良い」。マークしていた武藤龍生も「正直、宿口さんの踏み出しが凄くてキツかった。本当に宿口さんは更にパワーアップしている」と絶賛。もちろん勝利者インタビューを受ける宿口はニコニコだ。
ただ明るい表情はそこまで。二次予選が発表され武田亮-宿口-稲村成浩となるライン構成を確認すると、まずは武田について「連係は初めてですけど、A級の時の強いイメージしかない。良い競走をしますよね」と持ち上げたかと思いきや、「ただ地元の大先輩の稲村さんが僕の後ろに付いてくれるので決してミスは許されない。武田君には凄い頑張ってもらわないと」と厳しい表情に戻る。
今までの宿口には見られなかった貫禄さえも漂わせていただけに、脚力だけではなく雰囲気もパワーアップといったところ。(アオケイ・渡辺記者)