アプリ限定 2025/07/20(日) 23:35 0 0
玉野競輪「サマーナイトフェスティバル(G2)」はいよいよ21日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のG2戦績と位置別成績データを分析した。
▶︎決勝の出走表
まずは過去3年のG2決勝成績を比較してみよう。
S班は初日に松浦悠士、2日目に新山響平、3日目に古性優作が落車のアクシデントに見舞われ敗退。決勝に進んだのは眞杉匠、郡司浩平、清水裕友の3名のみとなった。
過去3年のG2決勝成績
競輪選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
眞杉匠 | 3 | 66.7% | 100% | 100% |
清水裕友 | 2 | 0% | 0% | 50% |
郡司浩平 | 4 | 25% | 25% | 25% |
太田海也 | 0 | 0% | 0% | 0% |
吉田拓矢 | 1 | 0% | 100% | 100% |
和田圭 | 0 | 0% | 0% | 0% |
坂井洋 | 1 | 0% | 0% | 0% |
松谷秀幸 | 1 | 0% | 0% | 0% |
佐々木悠葵 | 1 | 0% | 0% | 0% |
過去3年でG2優勝があるのは2名。前年覇者であり昨年G2を2度制している眞杉と、22年に共同通信社杯でのVがある郡司だ。
吉田拓矢は前回大会決勝で眞杉とワンツーを決めており、連対率は100%だが意外にも過去3年でG2決勝に乗ったのはこの1回だけ。太田海也は初めてのG2決勝となる。
次に20日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝は三分戦。自力選手4名が勝ち上がった関東は佐々木悠葵-眞杉匠-吉田拓矢-坂井洋で結束。南関と北日本が郡司浩平-松谷秀幸-和田圭で並び、地元中国は太田海也-清水裕友となった。
過去3年の位置別成績
競輪選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
眞杉匠 | 番手 | 84.6% | 84.6% | 84.6% |
清水裕友 | 番手 | 42.6% | 64.7% | 72.1% |
郡司浩平 | 先頭 | 45.7% | 65.9% | 73.2% |
太田海也 | 先頭 | 45.8% | 65.6% | 70.8% |
吉田拓矢 | 3番手 以降 | 50% | 100% | 100% |
和田圭 | 3番手 以降 | 7.4% | 9.3% | 31.5% |
坂井洋 | 3番手 以降 | 0% | 50% | 50% |
松谷秀幸 | 番手 | 27.9% | 51.9% | 64.5% |
佐々木悠葵 | 先頭 | 26.5% | 46.5% | 54.9% |
ここでも目立つのは眞杉の成績。さらに眞杉の番手成績は13回中11回が1着で、着外は2回だけと非常に安定している。なお、吉田拓矢と坂井洋の3番手以降での出走回数は、いずれも2回のみなので注意が必要だ。
では眞杉の連覇を止めるのはどのラインだろうか? 注目の地元・中国ラインは6月のG1高松宮記念決勝でも連係したコンビで、データで見ても連対率の高さが光る。準決勝もワンツーを決めて決勝に乗り込んできており、地元ファンの熱い声援に応えたい。
郡司のライン先頭での成績は、自身の番手成績に引けを取らない。勝率のみ番手成績のほうが3%ほど良いが、連対率はライン先頭のほうが高い。郡司がどのような策に出るかは予想のキーとなりそうだ。
今年から4日制となったサマーナイトフェスティバルの優勝賞金は2900万円と、前回からほぼ倍増している。年末のKEIRINグランプリ争いにおいても重要な一戦だ。
競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。