2025/07/19(土) 17:27 0 1
玉野競輪のナイター「第21回サマーナイトフェスティバル(GII)」は19日、2日目を開催。S級選抜戦3Rを走った佐藤慎太郎に話を聞いた。
初日予選2Rは5着に終わり勝ち上がりを逸した佐藤が、ここは櫻井祐太郎マークから抜け出して白星をゲット。2日目にして軌道修正を果たした。
「櫻井は自分のスタイルを貫いているし、いい選手になりつつある。ただ、もう少しだけ早く踏み直せばちょうどオレが格清(洋介)のところで仕事ができたと思ったね。ラインとしてはそっちの方が生きる」と、2車でも潔く風を切った櫻井を称えつつ、高いレベルで戦うための助言を授けた。
この日の白星で通算495勝目となり、節目の500勝達成まで5勝に迫った。「自分より後輩の選手が500勝を挙げているし、そこまで深く考えていないですよ」と本人は淡々としたものだが、追込選手としてそれだけの数字を積み重ねたのは間違いなく佐藤の力量によるもの。追込選手は自ら展開をつくることが難しく、前を任せた自力選手のデキに左右されるからだ。
今節、もう少し白星を積むことができれば、最短で次走の函館GI「第68回オールスター競輪」での達成も視界に入る。「まあ、通過点だよね。こっちはそこまで入れ込まないけど、いいネタにはなるか(笑)」と地元、北日本の大舞台を走る上での大きなモチベーションとなっている。(netkeirin特派員)