2025/07/07(月) 17:28 0 4
昨年6月にGIIIを制して以降は充実の時を過ごしていた大矢崇弘だったが、前期は受難の半年間となった。
「1月の松山FIはダービーに出られるかどうかの勝負駆けシリーズだったんですけど、そこで鎖骨を折ってしまい…。ウィナーズカップで復帰したけど、調子がなかなか戻らず、しかもその後2回も体調不良になって、とにかくキツかったですね(苦笑)」
前期の得点は105.05だが、「最終戦の青森FIで3日間飛び散らかして(654)点数を3点落とした。出走本数が足りないから(評価点を換算する時に)みなし点数をつけられて(103点半ばといわれる)S級1班の点数に届かないんですよ」と涙目で語り「いやー、マジでへこみました。出走本数をクリアするか、青森でもうちょっといい着を取っていればこんなことにならなかったので…。しばらく引きずったし、なんなら今でもモヤっとしています」と胸の内を明かした。
それでも「状態自体は戻ってきているし、新期になったのでもう一度気合を入れて」となんとか前向きな気持ちで臨んだ今期初戦は、逃げた中嶋宣成の番手を生かし幸先よく白星発進。
「めちゃくちゃうれしいです。1着ってこんなにうれしいんですね(笑)。中嶋さんのおかげだけど、これで悪い流れも断ち切れたと思うしまた頑張っていこうと思います」と笑顔が戻った。
8日の準決勝11Rは「初連係の山口多聞君へ。埼京ラインで今後も連係する機会があるだろうし、いい形で決めたい」とラインの後輩に乗って上位進出を目指す。(netkeirin特派員)