2025/07/03(木) 16:31 0 0
前回の川崎から約1週間の日程を空けて武雄入り。今期初戦というのに、到着するなりすでに困惑した表情で、出てくる言葉に覇気がない。それもそのはずで「川崎から武雄へ向けて発送した自転車がハードケースごと行方不明なんですよ。(前検前日の)2日に問い合わせをしたら『所在不明』って言われて。もう、商売にならないですよ(苦笑)」と思わぬアクシデントに見舞われてしまった。
今朝、無事に発見されたとの報が入ったというが、見つかったのが何と沖縄。泡瀬バンクはあるが、競輪開催には縁もゆかりもない沖縄での発見に困惑するばかり。そんなことがあっても今回は丸腰で参加するわけにはいかない。そこで、練習で使っていたフレームを急きょ持ってきた。以前に実戦で使っていたものだが「相当、カタくて重かった」とのことで、練習用に特化していたものだ。
この代用フレームに、前検日に売店で購入したあちこちの部品を取り付けて勝負ができるところまで完成させなければならない。普段使用している部品はもちろん、レーサーパンツまでが丸ごとハードケースの中に入っているからだ。
「ハンドルやペダルもぜんぶ新しいものを買い直して取り付けます。ハードケースは今開催中には間に合わないというので、この自転車を煮詰めるしかない」と前検から四苦八苦していた。(netkeirin特派員)