2025/07/01(火) 20:05 0 0
すらりとしていて高身長。その姿は印象的で検車場に入って来るなりすぐに分かった。荷物を整理し終えてさっそく取材に応じてくれた。さすがに昭和時代の新人ほどのガチガチ感はなかったが、やや緊張の面持ち。
「新人戦ではいつもと同じなので緊張することはないんですけど、やっぱり本デビューともなると、ライン戦でもあるし、生活面(競輪場内)も初めてなので色々と緊張します。慣れないと言えば、今回は車で前橋まで来たのですが、初めてだったので途中で道を間違えてしまって(笑)」と全てが初の初々しい新人らしい一面もあった。
三神は大学時代に短距離種目に転向し、国体でスプリントを制覇。その非凡な能力が認められて今現在、ナショナルチームに所属。
「新人戦が終わってからはナショナルで練習していました。脚的には上がっている感じはあるけど、競輪とかになるとどうなのかなと思う。それは使っている自転車の素材(競技ではカーボン。競輪では合金剛)も違うし、セッティングや乗り方なども違う。まずはそれら確認しながら走りたいと思う」と話す。また、事前にYouTubeなどでライン戦もしっかりと勉強してきたという。
「レース動画は見てきたけど、実際のライン戦は色々と違うと思う。初めてのことだけどライン戦の良さを生かして走りたい」と抱負を述べた。
前橋バンクは高校時代に一度走ったことがあるようで「ドーム競輪は苦手ではない」と言う。競技と競輪の二足のわらじでどちらも頂点を目指す三神。トップアスリートとしての素質は十分にあり、競輪でもその一端を見せてくれそうだ。まずは、デビュー初戦に注目。非凡の新人・三神の「最初」を目に焼け付けたい。
写真は師匠の金成和幸(左側)とのツーショット。ポーズの手で示す「3」は、最初33バンクの「3」かと思ったが、2人が言うには三神の「3」だそうです。(アオケイ・真島記者)